男子グレコローマン82キロ級決勝 掛川零恩(左)を破り優勝した吉田泰造=東京体育館
 女子53キロ級準々決勝で村山春菜(奥)に敗れた志土地真優=東京体育館
 女子65キロ級で優勝した森川美和(右)=東京体育館

 レスリングの世界選手権(9月・ザグレブ)代表選考会を兼ねた明治杯全日本選抜選手権第2日は20日、東京体育館で行われ、男子グレコローマンスタイル82キロ級は決勝で19歳の吉田泰造(日体大)が掛川零恩(早大)を11―6で下し、2大会連続2度目の優勝を果たした。世界選手権代表にも決まった。

 男子フリースタイルは86キロ級でパリ五輪代表の石黒隼士(自衛隊)が総当たりのリーグ戦を4勝全勝で制覇。97キロ級は吉田アラシ(日大)が決勝でフォール勝ちした。

 女子は65キロ級で森川美和(ALSOK)がリーグ戦を無敗の4連勝で制した。53キロ級は準決勝まで行われ、清岡もえ(育英大)と村山春菜(自衛隊)が21日の決勝に進んだ。2年ぶりに実戦復帰した2021年の東京五輪金メダルの志土地真優(ジェイテクト)は準々決勝で村山に敗れた。

 昨年12月の全日本選手権と優勝者が異なり、世界選手権代表決定プレーオフを実施した階級は、石黒と男子グレコ72キロ級の成国大志(筒井メディカルグループ)が勝った。