栃木県那須塩原市の東北自動車道で計3人が死亡した4月の逆走多重事故を受け、福井県警と国土交通省近畿地方整備局は、中部縦貫自動車道勝山インターチェンジ(IC、同県勝山市)―九頭竜IC(同県大野市)の上下線を通行止めにして、逆走車の発見や事故防止の訓練を実施した。
上り線の松岡IC(同県永平寺町)から車が逆走を始めたとの想定で実施。県警と同局が情報共有して逆走車を見つけ、荒島IC(大野市)で交通規制や車の停止手順を確認した。
開会式で、県警の増田美希子本部長は「実践的な環境で訓練できることは有意義なことだ」とあいさつした。
高速道路の逆走事故は全国で相次ぐ。