東京・歌舞伎町でナンパを装い女性をキャバクラやガールズバーの店員に勧誘したとして、警視庁生活安全特別捜査隊は25日までに、都迷惑防止条例違反容疑で川崎市中原区、無職石塚真瑠容疑者(26)や東京都港区六本木、無職横山俊輔容疑者(24)ら7人を逮捕した。同隊は勧誘手法などから、いずれも国内最大規模のスカウトグループ「ナチュラル」のメンバーとみて調べる。
逮捕容疑は昨年11月19日〜今年3月25日、歌舞伎町周辺の路上で不特定の女性につきまとってキャバクラなどの店員になるよう勧誘した疑い。同隊によると、両容疑者は容疑を認め、他5人は否認している。
歌舞伎町では、声をかけた路上での勧誘以外にも、スカウトであることを隠して声をかけた後、交換したLINE(ライン)のメッセージで「夜職はたくさん稼げる」などと勧誘する手口が目立つという。その場で勧誘しないのは、警察官に現認されるなどしての摘発を防ぐ対策とみられる。ナンパを装った勧誘を巡る摘発件数は増加傾向にあるという。