２６日午前の東京外国為替市場の円相場は、１ドル＝１４４円台後半で取引された。

　午前１０時現在は前日比６３銭円高ドル安の１ドル＝１４４円６７〜７１銭。ユーロは４６銭円安ユーロ高の１ユーロ＝１６９円００〜０６銭。

　トランプ米大統領が連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）の次期議長の早期指名を検討していると伝わったことで、中央銀行の独立性が揺らぐとの懸念が広がり、ドルを売って円を買う動きが優勢となった。市場では「月末が近づき、実需の売り買いも出てきそうだ」（外為ブローカー）との声があった。