英国の航空関連調査会社「スカイトラックス」がこのほど発表した2025年の世界航空会社ランキングで、全日本空輸が5位、日本航空は9位に入った。乗客の満足度を反映したもの。業界の競争激化を背景に前年から全日空が一つ、日航は三つ順位を落としたが、ともに世界トップ10に食い込んだ。
首位はビジネスクラスの座席や機内サービスが世界一と評価されたカタール航空で、2年連続。シンガポール航空が前年と同じ2位、香港のキャセイパシフィック航空が前年から二つ順位を上げ3位に浮上した。8位のエールフランス以外、トップ10を中東、アジア勢が占めた。
全日空は、搭乗手続きやラウンジなどの空港サービスでは世界一とされた。日航は空港サービスとプレミアムエコノミークラスの二つで2位の評価を受けた。
ランキングは、24年9月〜25年5月に100以上の国・地域の乗客にインターネットで満足度をアンケートした。(NNA=共同)