14府県で災害関連死を含め306人が亡くなった2018年の西日本豪雨は6日、最初の大雨特別警報が出てから7年を迎えた。岡山、広島両県の被災地では住民や自治体関係者らが追悼行事で献花した。
昨年9月には能登半島地震の被災地でも記録的豪雨が発生。教訓を生かした備えが求められる。
浸水被害が起きた岡山県倉敷市真備町地区では、市役所支所に献花台が設置され、伊東香織市長が献花。終了後「あの日のことを記憶し、教訓としたい」と述べた。
西日本豪雨は浸水や土砂災害が各地で発生。犠牲者は広島県が153人、岡山県が95人、愛媛県は33人。被害が集中した3県は、ピーク時に計約5千戸の仮設住宅が供給された。
広島県と岡山県では計8人がいまだ行方不明。広島県ではこの日、県警や消防などが四つの河川で一斉捜索を実施した。
7日には愛媛県でも追悼行事が開かれる。