ライブバーで盛り上がる人たち=6月、北京(共同)

 【上海共同】中国国家統計局が9日発表した6月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で0・1%上昇した。5カ月ぶりにプラスとなったが、内需不足を反映し伸び幅は低水準となった。

 品目別に見ると、食品・たばこ・酒は0・1%上昇し、果物は6・1%、水産品も3・4%上がった。一方、中国の食卓に欠かせない豚肉は8・5%下がった。激しい価格競争が起きている自動車などの乗り物は2・8%下落し、マイナス傾向が続いた。

 変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアCPIは0・7%上昇した。5月から0・1ポイント拡大した。