政府は21日、赤沢亮正経済再生担当相が8回目の対米関税交渉に臨むため、同日から24日の日程で米首都ワシントンを訪問すると発表した。具体的な協議日程は調整中と説明している。参院選で自民、公明両党が敗北し石破政権が苦境に陥ったことで、米側から譲歩を引き出せるのかどうか疑問視する声が政府内にもある。
トランプ米政権が相互関税の上乗せ分を発動する8月1日を念頭に、閣僚間で一定の合意を目指す。ベセント財務長官やラトニック商務長官との会談を模索する。
赤沢氏は参院選の結果が判明する前の20日午後に「国益最優先でやっており、選挙の結果が特に影響することはない」と語っていた。