東京・永田町の自民党本部の看板

 与野党幹部らは27日のNHK番組で、与党が大敗した参院選後の国会運営などを巡り討論した。自民党の木原誠二選対委員長は、衆参両院で少数与党になったことを踏まえ、予算案や法案を国会に提出する前段階での野党との協議に言及し、多数派形成に意欲を示した。立憲民主党の大串博志代表代行は、ガソリン税の暫定税率廃止を主導する考えを示した。

 木原氏は「あらかじめ合意形成を図る必要がある」と述べた。公明党の三浦信祐選対委員長は「自民としなやかな連立を構築することが重要」と指摘した。

 大串氏は、暫定税率廃止などの「実現を図っていきたい」と語った。

 日本維新の会の岩谷良平幹事長は「是々非々で結果を出す」と説明。国民民主党の浅野哲選対委員長代行は「責任を持って政策を提案」とした。

 れいわ新選組の高井崇志幹事長は、消費減税や廃止を「今すぐ協議」と主張。共産党の小池晃書記局長は「政治を変えるのか、自民を助けるのか」と提起した。

 参政党の梅村みずほ参院議員はスパイ防止法制定を、日本保守党の有本香事務総長は外国人政策見直しを訴えた。