石川県は7日、能登半島地震の影響で心身に負荷がかかり亡くなった「災害関連死」が新たに9人認定されたと発表した。地震の死者は石川、新潟、富山3県で累計645人となった。

 死者の内訳は、建物倒壊などによる「直接死」が石川で228人。災害関連死が石川404人、新潟6人、富山7人。

 石川県で災害関連死として新たに認定されたのは輪島市1人、珠洲市4人、志賀町1人、能登町3人。このうち珠洲市の80代女性は、自宅で被災し、地震によるストレスや停電、断水下での過酷な生活などで食事摂取量や体力が低下。呼吸状態や全身状態が悪化して低酸素血症で死亡し、災害との因果関係が認められた。