気象庁

 日本の広い範囲に津波が押し寄せた7月のロシア・カムチャツカ半島付近を震源とする巨大地震で、気象庁は8日、地震の規模を精査した結果、マグニチュード(M)8・8だったと発表した。これまでは推定で8・7としていた。

 気象庁は1・3メートルだった岩手・久慈港の津波の最大波を1・4メートルとするなど、観測結果の速報値も同日までに更新した。8日に記者会見した気象庁の担当者は、今後も規模が大きい地震が発生すれば日本に津波の影響が出る可能性があるとして、注意を求めた。

 国土地理院の担当者は、巨大地震により、北海道では北部を中心に東北東へのわずかな地殻変動が確認されたと発表した。