【ポツダム共同】米軍による長崎への原爆投下から80年を迎えた9日、ドイツ東部ポツダムのグリープニッツ湖でドイツと日本の市民が灯籠流しをして犠牲者を追悼した。ポツダムは第2次大戦末期にトルーマン米大統領が一時滞在し、広島と長崎への原爆投下を命じた場所とされる。
参加者は夕方から灯籠を制作し、日没と同時に中のキャンドルに点火して湖に流した。色とりどりの約80個の灯籠が波に揺られながら湖面を照らす様子を見守った。
グリープニッツ湖は、連合国が日本の降伏条件を協議したポツダム会談の期間中、トルーマン氏が利用した旧宿舎に面している。