プラスチック条約作りを議論する国連事務所前に設置されたオブジェとベンジャミン・ボン・ウォンさん=13日、ジュネーブ(共同)

 【ジュネーブ共同】プラスチックによる環境汚染防止に向けた国際条約作りの政府間交渉が続くスイス・ジュネーブの国連事務所前に設置されたオブジェが、交渉関係者や観光客らの注目を集めている。彫刻家ロダンの「考える人」の足元にプラごみが散乱する様子を表現、汚染の影響が地球環境に限らず、人の健康に及ぶことを訴えている。

 タイトルは「考える人の重荷」で、高さ約6メートル。制作したカナダのアーティスト、ベンジャミン・ボン・ウォンさん(38)は「プラごみ汚染問題をどう解決すべきか考えている」と作品の意図を説明した。