商業施設内の店舗に展示されたスマートフォン=7月、北京(共同)

 【北京共同】中国国家統計局が15日発表した7月の消費動向を示す小売売上高は前年同月比で3・7%増加した。伸び率は6月より1・1ポイント鈍化した。政府は景気対策を強化しているものの、不動産不況に伴う内需低迷が続いている。

 政府が買い替え促進策を実施している家電類は28・7%、スマホなど通信機器は14・9%それぞれ増えた。一方で飲食業は1・1%の伸びにとどまり、不振が目立った。

 工業生産は5・7%増えた。伸び率は1・1ポイント鈍化した。セメントやガラス、粗鋼はマイナスとなった。