陸上男子100メートルで7月の全国高校総体を10秒00の高校新記録で制した16歳の清水空跳(石川・星稜高)が19日、金沢市内で練習を公開し「17歳には9秒台を出して、3年後はロサンゼルス五輪を目標にしたい」と抱負を語った。

 この日は海外も含めて約20社の報道陣が練習を見守った。ミニハードルを使って短距離走を繰り返すなど、脚の運びを重点的に確認。高校総体を機に注目度はうなぎ上りで重圧は計り知れないが、高校2年のホープは「いろいろな方に知ってもらいたい」とどっしりと受け止めている。

 世界選手権(9月・東京)の参加標準記録をクリアしているが、日本代表入りは厳しい見通しとなっている。