スピードスケートのナショナルチームの公開練習で力強い滑りを見せる新濱立也(手前)=北海道帯広市

 スピードスケートのナショナルチームが26日、北海道帯広市で練習を公開し、4月に交通事故で顔面骨折などのけがを負った男子短距離の新濱立也(高崎健康福祉大職)は力強い滑りを披露し「事故の影響なくトレーニングできている」と順調な回復をアピールした。10月の全日本距離別選手権(長野市エムウェーブ)が今季初戦となる。

 顔に残るしびれにも慣れてきたといい、事故後に激しい運動が制限された期間に滑りを「基礎の基礎」から見直せたという。来年2月のミラノ・コルティナ五輪に向けて「4年間でいろんな試練を乗り越えてきた。準備をしっかりした上で挑みたい」と泰然と語った。