仙台市青葉区の住宅で2024年2月、住人の大塚修さん=当時(72)=に暴行を加えて死亡させ、現金約1400万円を奪ったとして、強盗致死と住居侵入の罪に問われた無職佐藤加寿也被告(45)は26日、仙台地裁(榊原敬裁判長)の裁判員裁判初公判で、起訴内容を認めた。
検察側は冒頭陳述などで、当時リフォーム会社に勤務していた被告が大工として大塚さん宅に出入りする中で、バッグに入った多額の現金を発見し、強奪しようと考えたと指摘。弁護側は、被告は家計が苦しく、悩んだ末に犯行に及んだと主張。約1千万円を遺族に返済しているとして、情状酌量を求めた。