皿の上に皿を重ねるとラップ削減になる(岐阜友の会会員提供)
プラマーク

 岐阜市で今月、家庭から出るプラスチック製容器・包装の分別収集が始まった。県内42市町村のうち、他に大垣市や高山市など、半数を超える自治体で分別収集がされている。これを機にあらためて、「プラマーク」の付いたプラごみの捨て方や、プラごみを減らすために家庭でできる取り組みについて考えてみよう。

 岐阜市で分別収集が始まったのは、食料品や日用品などに使われるプラスチック製の容器、包装。自治体により異なるが、汚れをさっと洗うか拭き取る、水気を切る、乾いたら袋に入れて捨てる、が基本だ。汚れを取り除く理由は、プラごみを資源化する際に他の固形物などが付着していると品質が低下してしまうため。不要な紙や布で拭いたり、食器洗いのついでに水洗いしたりすれば手軽で、水の無駄遣いを防げる。夏場に向けてごみの臭いが気になる時期なので、収集日まで清潔さを保つためにも汚れの除去は大切だ。

 プラごみ削減は、SDGs(持続可能な開発目標)の目標14「海の豊かさを守ろう」にも関わる世界的な懸案事項。日本国内でも、2019年G20大阪サミットで2050年までにプラごみの海洋流出をゼロにする目標が共有されたことや、同年の容器包装リサイクル法改正もあり、機運が高まっている。

 プラごみ減量について月刊誌「婦人之友」の読者でつくる岐阜友の会の会員に聞くと、アイデアが多数挙がった。▽肉はまとめ買いにして発泡トレーの個数を減らす▽野菜は未包装のばら売りの商品を選ぶ▽食品用ラップは使わず、容器に移す▽皿の上に皿を載せてふたをする▽洗剤は何種類も買わずにクエン酸や重曹が万能なので活用する―など。今回の分別収集の対象ではないが、マイクロプラスチックの排出を防ぐためにヘチマを育ててたわしにする取り組みも進めたという。

 環境カウンセラーの小林由紀子さん=岐阜市=は、現在分別していない自治体も分別する流れになり、分別方法ももっと細かくなるのでは、とした上で「環境保全の必要性とともに原油不足もあって、プラごみはごみではなく資源、という考えを当たり前にしていかなければならない。プラごみの減量とリサイクルという、私たちにできることを着実に取り組むことが大切」と話している。