小麦の収穫期「麦秋」を迎え、岐阜県内最大の生産地の海津市内では、刈り入れ作業が始まっている。
JAにしみのによると、管内の作付面積は県内の約6割に当たる約2千ヘクタールで、海津市はその約半分を占める。今年は管内で例年並みの6574トンの収穫量を見込む。
30日から作業を始めた農事組合法人金廻営農は、わせ品種「イワイノダイチ」と「さとのそら」を同市海津町の約27ヘクタールで栽培。日差しを浴びて黄金色に輝くじゅうたんのような麦畑を、コンバインが軽やかに進み作業に追われていた。
加藤博文代表理事(71)は「市の南端なので作業を始めるのは早い方。初日は天気に恵まれたが、本格的な梅雨入り前に終えたい」と話した。
西濃地域の収穫作業は晴れた日を狙って6月中旬まで続く。