「古墳」をモチーフにしたさまざまなグッズを紹介する河瀬将司さん=大垣市昼飯町、ぶらりアートギャラリー木装
趣向を凝らしたグッズの一部。前方後円墳を模した木製ストラップや箸など、趣向を凝らしたグッズが作られている

 4世紀末の古墳時代中期に築かれたとされる、岐阜県大垣市昼飯(ひるい)町の前方後円墳「昼飯大塚古墳」をモチーフにした数々のグッズが登場し、注目を集めている。古墳の形をした陶器やストラップなど、趣向を凝らした約20種類がそろう。古墳や歴史遺産が残る一帯を訪れる人たちをもてなせる、新たな地域づくりのきっかけとして期待されている。

 昼飯地区や青墓地区といった周辺一帯の活性化などを目指す活動の一環で、地域でアート教室や交流体験などを企画していた地元住民でつくる「来てよかった おもてなし実行委員会」の活動の一つ。会は歴史やアート体験を通したまちづくりや、観光交流といった活動の推進を目指し、昨年に発足。コロナ禍で活動が制限される中だが、周辺を巡るツアーや土産物の企画、子どもが森林体験を楽しめる場の整備といった事業を進めている。

 名所でもある昼飯大塚古墳は、県内最大の前方後円墳で墳丘の長さは約150メートル。国史跡にも指定されており、周辺は歴史公園として整備されている。

 企画されたグッズは鍵穴のような前方後円墳の形を取り入れた物が多い。グッズを販売している昼飯町の「ぶらりアートギャラリー木装」には、古墳の形をした皿やぐい飲みといった器のほか、木製のストラップや箸などが並ぶ。新たに考案したオリジナルキャラクター「昼飯コーフン君」のクッションのほか、古墳の形をしたクッキーの型などもそろっている。グッズの多くは木工品などを手掛ける作家で会代表でもある河瀬将司さん(79)の手作りで、陶器も県内の陶芸家に依頼した本格な作品ばかりだ。

 河瀬さんは会の活動について「楽しみながら、みんなが参加するまちづくりを目指している」と話し、「古墳をテーマにしたグッズをきっかけに、一緒に地域をもり立てる活動に参加してもらえれば」としている。