大学野球の名門・慶応大の野球部員が、夏の全国高校野球選手権岐阜大会を控える岐阜高校(岐阜市大縄場)の野球部員の元を訪れ、5日間にわたって技術指導を行った。
毎年行っている取り組みで、50年以上の歴史があるという伝統行事。今年は元プロ野球選手の清原和博さんの長男正吾さん(4年・内野手)と、日置南智さん(4年・外野手)、小川琳太郎さん(3年・投手)の3人が、普段通りの練習に励む球児を観察したり、一緒にプレーしたりしながらアドバイスを送った。
同高のOBでもある日置さんは「当時を思い出す。この時期に大学生から指導を受けるのは、夏の大会前の良い刺激になった。今度は自分が高校生にとって刺激になれれば」と願った。
この指導がきっかけで、慶応大に進学したOBもいるという。岐阜高の小倉悠叶主将は「大学トップレベルでプレーしている選手から技術だけでなく、試合や練習に対する考え方も学べた」と話した。