シンガポールを象徴するマーライオンと海辺の景色=シンガポール

 シンガポール岐阜県人会は2010年に発足し、現在12年を迎えました。私自身可児市に滞在していたこともあって幹事として携わっており、岐阜県出身者のみならず、岐阜に興味のある方も含んで構成されています。登録されている方は100人前後ですが、隠れ岐阜の方も多数おられ、入国されてくる方だけでなく出国される方も多いため、会員にならない方も多数います。

 シンガポールという国名は、サンスクリット語の「獅子の町」、マレー語の「スィンガプラ(Singapura)」が由来で、その名の通りLion Cityとも呼ばれています。最大の島は、シンガポール島ですが、実際は大小60以上の島から成り立っており、約500万人が生活しています。

 1862年から、日本人が居住し始め、その後過去の日本軍との関係もありましたが、シンガポールの独立後、日系企業の移転も増え、1990年代ごろより日本文化への理解や観光客も増え始めました。その後、地下鉄、カジノや近代的なビルもさらに建設され、今に至ります。

 一番多いのは中華系ですが、マレー系、インド系とその他から形成される多民族国家でもあり、公用語は英語。各民族では、それぞれの言語も話すことができます。

 県人会の主な活動としては、コロナ前であれば3カ月に1回の割合で、食事会やバーベキューを開いて集まっておりましたが、現在コロナ禍ということもあり、自粛しながら可能な範囲で食事会などを楽しんでいます。

 ゴルフも、島内でもできますが、マレーシアやインドネシアへプチ海外旅行気分で行くことの方が多いです。まだ参加してはないですが、47都道府県の県人会対抗ゴルフも年に4回ほど開催されています。いろいろな活動や日本人のコミュニティーを通じてつながることができるのも、シンガポール滞在の魅力と思います。

 現在、シンガポールでは新型コロナの影響もあり、いろんなイベントが中止されていました。が、少しずつではありますが、人の集まりや行動も緩和されてきております。今年こそは新型コロナも終息し、日本との往来が隔離なしでできるようになればと心待ちにしております。

 最後に、以前シンガポールに滞在されていた方、今年、世界大会が予定されていますので、ぜひ参加ください。

◆シンガポール県人会幹事 永田規明さん略歴

 ながた・のりあき 可児市滞在歴あり、シンガポール在住、49歳。ジョホールバルとシンガポールを行ったり来たりしながら在26年余り。家族は、中華系の妻と大学生の娘の3人。

▼メッセージ

 日本滞在より、海外滞在の方が長くなる年齢に達してしまいましたが、慣れ親しんだ土地で、楽しく仕事に娯楽に励んでおります。以前より物価が高くなっていますが、日本と変わらない感じで動けますので、どうぞ旅行に行けるようになったら、遊びに来てください。