-新年の業況をどう見ますか。
景気そのものは決して悪くないですが、外食産業を取り巻く環境は明るい状況とは言えません。物価高による経費の増加や人件費の上昇、人手不足は大きな課題です。コロナ禍が明けたら今度は人手不足が原因となり、良いお店でも営業に支障が出る事態が聞こえています。
-その中で会社の事業戦略は。
卸売の外商事業においては、既存得意先との取引深耕と新規開拓に注力しています。地元での営業も強化する必要があります。昨年、本社移転を機に営業体制を強化しました。取引のなかった業態とも接点を増やし、販路を広げることが重要です。ただし安売り競争には参加せず、適正な価格を守りながら地域の活性化につなげます。
-アミカの展開は。
東海地区の一層のドミナント(地域集中出店)化を図るとともに販売エリアの拡大を図り、計画的に出店を進めていきます。東海地区では静岡をはじめまだまだ出店の余地があります。また、一般のお客さまにも業務用のお客さまにも満足してもらえるよう、さらに商品をブラッシュアップしていきます。
-社員の満足度向上について。
社内のフリーアドレス化、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進による業務効率化など、働きやすい環境づくりを進めています。また、2年連続でベースアップも実施しました。引き続き、社員が働きやすく満足できる環境づくりに力を入れていきます。
-地域貢献について。
社員の満足とお客さまの満足の両方を満たさないと会社は伸びません。また、大垣に本社のある会社として、地元の商工会議所や観光協会などの団体に対する協力、協賛を続けています。そこが県外企業との一番の違いです。今後もしっかりと地域に貢献し、地元を元気にしていきます。
