―昨年はどんな1年でしたか。

 おかげさまで昨年3月末に創立100周年を迎えることができました。記念行事として、お取引先には石川佳純さんをお招きした卓球教室や当金庫所蔵の絵画展、旅行企画、講演会、スタンプラリーなどを多数開催。また、支店を構えている27の市町村にはご希望の品を寄贈することにより、日頃の感謝の気持ちをお伝えしました。

 ―4月ににぎわい交流拠点「G’s Dream」がオープンします。

 多くの方に親しんでいただき、にぎわいを創出する、まちづくりの一助となる施設にしたいと考えています。「地域・人・企業の夢を創り、かなえる場所」をコンセプトに幅広い世代の方に楽しんでいただける施設にするため、現在企画しております。

 ―取引先の脱炭素化の支援に積極的に取り組んでいます。

 地元森林組合および脱炭素支援事業者と、Jークレジットを活用したカーボンニュートラルに関する連携協定を結び、持続可能な地域社会の実現に向けた活動を加速させています。中小企業向けの「SBT認定」では提携しているコンサル事業者と連携し、多様化かつ高度化する企業ニーズに応えています。今後もお客さまとの対話を重ね、それぞれが抱える課題に対してともに考え、解決に向けて粘り強く取り組んでまいります。

 ―今年の重点方針と抱負は。

 3カ年の中期経営計画「未来への変革と挑戦~つなぐ、これまでを えがく、これからを~」の最終年度となります。次期中期経営計画を見据え、地域とともに成長していく姿をイメージしながら、環境変化に対応して「持続可能な経営が実現できる体制」を構築してまいります。今後も地域やお客さまとの接点づくりを重点方針とし、質の高い金融サービスを提供することで、さらなる飛躍の年にしていきたいと考えています。