-昨年を振り返って。
社長に就任して10年が経ちました。オンデマンド印刷機の生産高は過去最高を更新。学会運営サポート事業も引き続き好調で、重ねてきた実績をもとにサービス内容の改善や充実を図ったことで、顧客満足度を上げることができました。3期連続の増収となりましたが、原材料費や人件費の高騰に苦しんだ1年でもありました。
-学会事業が好調の理由は。
請負先の教授からの紹介や、印刷業務などで既に取引がある他部署との連携を強化するなど効率的な営業を心掛けています。またメルマガ配信や関連サイトへの掲載といったウェブマーケティングも軌道に乗り、効果的に問い合わせをいただいています。
昨年4月には、この事業を担える人材を増やそうと模擬学会を行いました。経験の浅い社員が運営を担当し、その他の社員が参加者として学会を体験。他部署の社員も事業の中身を知ることができ、意義のある時間でした。
-社内での取り組みは。
ワーク・ライフ・バランスを推進し、育児休暇取得や時差出勤、リモートワークなどがかなり浸透してきました。週1回は定時で帰る「スマートワークデー」も取り入れています。生産効率が向上し、社員からも「働きやすくなった」という声が聞かれます。永年勤続の表彰者が多いことも大変うれしいことです。県のSDGs推進パートナー登録制度では現在「シルバーパートナー」なので、上位の「ゴールドパートナー」を目指して、より多角的に取り組んでいこうと思います。
-新年の抱負を。
2026年には創業90周年を迎えます。それに向けて掲げるテーマは「成長実感企業」になること。一人一人の成長が、チーム力の向上、ひいては業績アップにもつながります。利益を上げて社員に還元し、満足度を高めていけるよう尽力していきます。
