―昨年を振り返って。
中期3年計画の初年度でした。一昨年まで「ダントツの安全・品質・生産性」の実現を目指して、さまざまなことに力を注いできましたが、まだ道半ば。この課題を実現するために、昨年度からは「建設DXの推進」と「組織としても個人としても日々の管理の徹底」をテーマに取り組むこととしました。
まず建設DXについては、フロントローディングのためのBIMの活用や建築現場の遠隔監理について、いろいろな機器の試行や遠隔監理マニュアルの作成などにも積極的に取り組んできました。少しずつですが、建設DXの推進の成果が出始めてきました。また、管理の徹底については、2024年問題に先駆けて、数年前から「振休完全取得」に、一昨年からは「有休5日以上取得」に、昨年は「時間外労働時間の管理の徹底」に取り組み、働き方改革を実現することができました。
―今年の展望を。
昨年着工した「集中監理センター」の秋の完成を目指します。「ダントツの安全・品質・生産性」と「働きがい改革」の実現を目的に建設していきます。今まで取り組んできたフロントローディングのためのBIMを有効に使い、施工シミュレーションができるようにすることや、遠隔監理のためのシステム構築が行えるようにするための環境整備を進めていきます。また、働き方についても部門間の垣根を取り払い、オープンなフロアにすることによって、多様な発想が生まれる空間をつくって、「働きがい改革」につなげていきたいと考えています。
―社会貢献について。
川辺町商工会会長や川辺町社会福祉協議会副会長として、同町の活性化や社会福祉の充実に引き続き努めていきます。また、企業としてもできることを明確にし、毎年着実に行動していきます。
