自宅などから工場見学ができるように作成した動画の画面=各務原市役所

 新型コロナウイルス感染拡大の収束が見通せない現状を受け、小中学生が自宅や学校から工場見学を行えるようにと岐阜県各務原市が本年度から始めた「オンライン寺子屋事業」。先月末に本年度予定していた3本の動画が全て完成し、市商工振興課の担当者は「これから春休みもあるので家族で見て楽しんでほしい」と話した。

 市は2014年度から、子どもたちに市を支えている企業を知ってもらい、郷土に関心を持ってもらおうと、主にものづくりを行っている企業を見学する「ものづくり見学事業」を実施してきた。しかし、新型コロナの影響で20年度は中止。コロナ禍での新たな開催方法として本年度から、小中学生に1人1台配布されているタブレット端末を活用して実施することとした。

 動画は国産ヘリコプターが完成するまでをまとめた航空機産業、自動車の部品製造から組み立てまで一連の流れを見ることができる自動車産業、食品やプラスチック製品など身近な物の作り方を学べる生活産業の3本。それぞれ約15分にまとめ、普段では立ち入ることのできない工場内などを見ることができる。

 22年度以降も動画作成は継続していく予定で、担当者は「各務原市にも魅力ある企業がたくさんあることを知ってもらえれば」と期待した。

 動画は市ウェブサイトから視聴できる。