ルーマニア人統一同盟のシミオン党首(左)とジョルジェスク氏=4日、ブカレスト(ゲッティ=共同)
 ルーマニアで実施されたやり直しの大統領選で投票するダン市長=4日、ブカレスト(AP=共同)

 【ブカレスト共同】東欧ルーマニアで4日に実施されたやり直しの大統領選第1回投票は即日開票された。暫定開票結果によると、第2党で極右政党のルーマニア人統一同盟のシミオン党首(38)が約4割を得票し、1位となるのが確実となった。2位はブカレストのダン市長(55)。1位と2位による決選投票は18日に実施される。

 選挙は昨年11月、泡沫と目されていた極右で親ロシア派の無名候補、ジョルジェスク氏(63)がTikTokを駆使し予想外の首位となり、情報機関がロシアによる選挙介入の疑いを指摘。憲法裁判所が無効を宣言し、異例の再実施となった。シミオン氏はジョルジェスク氏の「後継者」を自任している。