大阪・関西万博会場で開かれた「ベスト・オブ・モンディアル・デュ・パン」で、日本チームが作った飾りパン=5日午後、大阪市此花区の夢洲

 パン職人世界一の座を競うコンクールの一つ「ベスト・オブ・モンディアル・デュ・パン」の表彰式が5日、大阪・関西万博の会場内であった。2年に1度、世界各国から6チームが参加。2日間かけて作った数種類のパンの味わいや製造技術を審査した。今回は韓国が優勝し、日本代表は入賞を逃した。

 初日は競技開始のかけ声とともに各チームが一斉に木製の台で生地をこね始めた。2日目はそれぞれのチームが額に汗をかきながらパンを焼き上げ、飾り付けた。

 千葉県のパン職人高橋佳介さん(31)が中心となった日本代表は大小19種類のパンを作った。遊園地がテーマの飾りパン部門では、迫力ある恐竜化石を模したパンを作り上げた。