井上康生氏

 全日本柔道連盟(全柔連)は5日、オンラインでの理事会で次期理事候補者を承認し、日本男子前監督の井上康生氏(47)が新たに入った。24日の評議員会と臨時理事会で役員を改選。中村真一会長(66)も選ばれ、2期目の再任が有力となっている。

 井上氏は男子100キロ級で2000年シドニー五輪を制し、日本男子監督としては21年東京五輪で史上最多の金メダル5個に導いた。全柔連の高山健事務局長は「求心力、柔道に対しての知見、エネルギー。全ての面で期待がある」と高く評価。11日に新体制が決まる国際柔道連盟(IJF)の理事にも登用される見通しを明らかにした。