記者会見するバレーボール男子日本代表のロラン・ティリ新監督=5日、東京都内

 2028年ロサンゼルス五輪に向けて始動したバレーボール男子の日本代表が5日、東京都内で記者会見し、ロラン・ティリ新監督は「目標はロス五輪でのメダル獲得で、今季はチームを再構築する年。大きな責任と野心、期待を抱いている」と穏やかに語った。

 主将の石川祐希(ペルージャ)や、高橋藍(サントリー)ら主力の多くはクラブチームでの疲れを癒やすことを優先し、まだ合流していない。監督は「ハードスケジュールをこなしていた。7月のネーションズリーグ千葉大会までに最良のコンディションで来てくれたらいい」と説明した。

 スローガンは「勇往邁進」に決定。四字熟語を選んだフランスの名将は「こういう日本のメンタリティーが大好き。アップダウンはあるだろうが、チーム一丸で努力を重ねていく」と述べた。その後は練習を公開し、ウオーミングアップなど冒頭が公開された。

 西田有志(大阪B)は会見に参加したが、今季は不測の事態を除いて参加せずに個人練習に時間を割く方針を明かした。