【ワシントン共同】トランプ米大統領は5日、ドイツのメルツ首相との会談で、第2次大戦ノルマンディー上陸作戦Dデー(決行日)から81年となる6日は「ドイツには喜ばしくない日だろう」と述べた。同作戦はナチス・ドイツに対する連合国軍の勝利を決定づけた。現在のドイツをナチスと同列視するかのような発言で、ドイツ国内で反発を呼ぶ可能性がある。
ホワイトハウスでの会談冒頭で「良い日ではなかった」と笑ったトランプ氏に対し、メルツ氏はドイツにとって「ナチスからの解放だった」と即座に反論した。ドイツは第2次大戦でのナチスの敗北を「ファシズムからの解放」と位置付けている。