【ニューヨーク共同】ロイター通信は6日、中国政府が米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)などにレアアース(希土類)を供給する企業に対し、一時的な輸出許可を出したと報じた。中国によるレアアースの輸出規制強化の影響で懸念されていたサプライチェーン(供給網)の混乱が緩和する可能性がある。

 ただ今回の輸出許可がレアアースの輸出規制の全体的な見直しの動きにつながるかどうかは不明。

 ロイターによると、一時的な許可を受けたのはGMのほか、米フォード・モーター、旧米クライスラーを傘下に持つ欧州ステランティスへの供給企業。具体的な対象や数量などは明らかになっていないが、一部は6カ月間有効な許可だという。