【ワシントン共同】米連邦最高裁は18日、未成年のトランスジェンダーが性適合治療を受けることを禁じたテネシー州法の施行を容認する判断を示した。AP通信によると、同種の法律が成立している他の26州に影響する可能性がある。人権団体は性的少数者の権利が後退すると批判している。トランスジェンダーの権利制限を進めるトランプ政権に追い風となりそうだ。政権は連邦政府が認める性別は「男性と女性」だけだと宣言している。
テネシー州法は、18歳未満に性への違和感を緩和するホルモン抑制剤投与やホルモン療法を禁止。最高裁は禁止しても法の下の平等を定めた合衆国憲法修正第14条に違反しないと判断した。