赤沢亮正経済再生担当相は20日の閣議後記者会見で、日米関税交渉について「五里霧中という状況が続いている」と述べた。緊迫化する中東情勢の影響を受け「米側が日米交渉に時間を割けない事態もあり得る」と見通した。
関税交渉は、石破茂首相とトランプ米大統領による16日の首脳会談でも合意に至らず、担当閣僚が協議を継続することで一致した。赤沢氏は「担当閣僚同士で合意の可能性を探り続けている」と強調した。
赤沢氏は6回目の閣僚交渉前の10日にも、交渉妥結に向けた道筋に関し「五里霧中みたいな感じだ」と語っていた。