広島市で始まった原水協系の原水爆禁止世界大会広島大会=5日午後

 原水爆禁止日本協議会(原水協)系の原水爆禁止世界大会広島大会が5日、広島市で始まった。海外のゲストを招いたフォーラムでは、ヒセラ・ガルシア駐日キューバ大使が「核兵器の非人道性を語り続け、若い世代を教育するのは私たちの優先課題だ」と訴えた。

 キューバは核を全面違法化した核兵器禁止条約を批准。ガルシア氏は条約の意義を強調し「参加国が増えるたび、核兵器廃絶への新たな一歩が踏み出せる」と述べた。平和・軍縮・共通安全保障キャンペーン(米国)のジョゼフ・ガーソン議長は「被爆80年に関する催しは、核廃絶に向けた推進力として生かすべきだ」とした。