石破茂首相は6日、広島市の平和記念公園での平和記念式典出席後、園内にある原爆資料館を視察した。核廃絶に向けた政権の取り組み姿勢をアピールする狙いとみられる。首相は今年戦後80年の節目となるのを踏まえ「時間をかけてじっくり見てみたい」と周囲に話し、訪問に意欲を示していた。
現職首相が8月6日に広島の原爆資料館を視察するのは2022年の岸田文雄首相以来となる。23年5月の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)の際には、議長だった岸田氏のほか、核兵器保有国の米英仏3カ国を含むG7の首脳がそろって訪れた。
16年5月には原爆投下当事国、米国の現職大統領として初めてオバマ氏が訪問した。