1898年創業でフルーツサンドが有名な宇都宮市の洋食店「フルーツダイニングパレット」3店舗を展開するパレットが、宇都宮地裁から破産開始決定を受けた。東京商工リサーチ宇都宮支店が5日、発表した。負債総額は2億1500万円。赤字が慢性化する中で食材高騰が収益を圧迫して、債務超過が続いていた。決定は4日付。
商工リサーチなどによると、果物店を発祥としフルーツパーラーやレストラン経営を経て、JR宇都宮駅ビルなどに出店。百貨店の催事にも出展していた。
2021年6月期の売上高は過去最高の2億5900万円だったが赤字体質から抜けられず、債務超過が続いていた。