大阪・関西万博参加のため来日したウクライナのドミトロ・ザウホロドニー教育科学省次官らが6日、立命館大の大阪いばらきキャンパス(大阪府茨木市)を訪れ、大学の設備などを視察した。戦時下にある同国では、国内外に避難を強いられた学生の多くがオンラインで授業を受けており、国民が質の高い教育を受けられるようにするのが課題という。
次官らは、教室にいない人も交えてグループディスカッションをしやすいようにモニター38台が設置された教室などを見学。その後、仲谷善雄学長らと懇談し、次官が「滞在中にいろんな情報を吸収したい」と述べた。仲谷学長は「われわれのできることは何でもやりたい」と応じた。