原水爆禁止日本協議会(原水協)系の原水爆禁止世界大会長崎大会が8日、長崎市で始まった。海外ゲストを招いた分科会ではフランスの平和団体のピエール・ビラールさん(61)が参加した。フランスは核保有国だが「原爆の実相や被爆者の苦しみは知られていない」といい、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)が昨年、ノーベル平和賞を受賞したことが「平和運動の大きな後押しになっている」と述べた。
11月にフランスへ被団協の被爆者を招いて集会を開く計画も語り、「リアリティーを持って核の非人道性を普及させる大事な行動だ」とした。