記者会見する中国外務省の林剣副報道局長=5月、北京(共同)

 【北京共同】中国外務省の林剣副報道局長は11日、中国領海に昨年7月に侵入した海上自衛隊の護衛艦「すずつき」に中国が警告射撃をしていたとの報道を巡り「外国軍艦が中国領海に入るには中国政府の許可が必要だ。許可なく入れば法に基づき対処する」とコメントした。警告射撃をしたかどうかには触れなかった。

 すずつきの領海侵入については「中国の立場を既に以前表明している」とした。中国外務省は昨年7月、領海侵入を非難し、日本に抗議して再発防止を求めたと説明した。