車いすテニス男子シングルスで昨年のパリ・パラリンピック金メダルの19歳、小田凱人(東海理化)が20日、名古屋市内で練習を公開し、四大大会とパラを全制覇する「生涯ゴールデンスラム」が懸かる全米オープンに向け「10代最後の今年取ることに意味がある。テニス界の歴史に名を刻みたい」と抱負を語った。
ラリーでの強打の精度向上をテーマに掲げ、約1時間鋭いショットを徹底的に打ち込んだ。国枝慎吾さん以来の快挙へ「過去一番(自身を)追い込んでいる。負けない自信がある」と言う。「熱い試合をして、また盛り上げていきたい」とパラスポーツ界の旗手としての気概も口にした。