岐阜市の中心部、名鉄岐阜駅北側の町の名前で、長良橋通りから東に1本入った場所にあります。駐車場やホテル、飲食店などが入る雑居ビルが林立しており、行き交う人は多い一方で人口や世帯数は少なめです。市によると、2月末時点で56世帯があり、80人が住んでいます。住所を書くと「岐阜県岐阜市県町」。市、県、町が並ぶ地名です。

 1909(明治42)年に現在の町名になりました。由来は、町内にある「縣(あがた)神社」。祭られている擁烈根命(だきつらねのみこと)が美濃国厚見県の県主となり、地域に尽くした功績をたたえたのが起こりとされているそうです。ビル街の一角にひっそりとある神社ですが、非常に長い歴史があるとされています。

(角川書店『角川日本地名大辞典』などを参照)

【答え】あがたまち