-2024年を振り返って。
サッカーの面では、私たちの目指す「ボールを保持し、躍動感のある攻撃的サッカー」の形が見えてきました。今までは1点奪われるとそのまま連続失点していましたが、24年シーズンは1点取られても2点取る、2点取られても3点取る姿勢に変わってきました。経営面では、コロナ禍前のJ2時代と遜色のない売り上げ10億円を達成できる見込みです。J2時代と比べてJリーグからの分配金は減っていますので、クラブの実力値としては過去最高といっていいと思います。スタッフの努力はもちろんですが、トップチームの選手も地域の活動に積極的に参加し、日頃から応援してくださる皆さまへ感謝を伝えています。そんな流れが経営にもいい影響を与えていると感じます。
-21年の社長就任以来、「岐阜で一番愛されるチームに」を長期的な目標に掲げ、県内企業や各市町村とのつながりを大切にしてきました。
徐々にその成果が見えてきて、今年は活動をより具現化していきたいと思っています。協力していただける各社・団体が持つコンテンツを出し合い、FC岐阜がハブとなって、みんなで岐阜を長期的に盛り上げ、貢献していけるような形をつくっていきたいと考えています。また、その活動で各社に生まれる収益の一部が引き続きFC岐阜を応援していただける原資となれば、持続可能なスポンサーシップの理想的な姿だと思っています。
-今年の抱負を。
もちろん、私たちの最優先の取り組みはサッカーですので、今のスタイルを変えず、引き続き必死になってJ2昇格に挑みます。経営面では多彩なプロジェクトを要所で打ち出し、地域の皆さまに「FC岐阜はサッカーだけでなく、地域社会の課題解決や、岐阜県、そして42市町村をさらに盛り上げるためにさまざまな活動を行っている」と思ってもらえるように努めます。
