陸上のアジア選手権で堂々のシニア代表デビュー戦となった。女子800m予選をトップで決勝進出を決めた17歳の久保凜は「めちゃくちゃ緊張して、がちがち」。それでも走り始めれば普段通り。「レースになったらリラックスして走れた。決勝もこの調子でいけたら」と自信をにじませた。
他の選手の様子を見ながら「自分で引っ張るしかない」と決めた。序盤から先頭へ。落ち着いた走りで前を譲らなかった。「余裕を持って走って、2分2秒台だったので良かった」と息をついた。
昨年7月に日本記録を樹立し、注目を集める高校3年生。この日のレース後は、男子の落合晃に大声で声援を送るなど、初のアジアの舞台を楽しんでいる様子だ。