19日、ロシア北西部サンクトペテルブルクで各国通信社の代表らと会見するプーチン大統領(タス=共同)

 【モスクワ共同】ロシアのプーチン大統領は19日未明、北西部サンクトペテルブルクで各国通信社の代表らと会見した。ウクライナ侵攻を巡り、ロシアが提示した和平条件にウクライナが合意しなければ「彼らにとっての状況はさらに悪化する」と主張し、直ちに合意するよう求めた。

 ロシアは今月2日にトルコで行われたウクライナとの直接交渉で、一方的に併合したウクライナ東部・南部4州や南部クリミア半島のロシア編入の承認や、軍事同盟への加盟放棄を求める和平案を提示した。

 プーチン氏はロイターやAP、中国国営新華社など14カ国の通信社幹部らと会見した。昨年は参加した共同通信は今年は招待されなかった。