全国農業協同組合連合会(JA全農)は11日、競争入札で仕入れた政府備蓄米約29万6千トンのうち、10日時点で80%に当たる23万6930トンを出荷したと発表した。出荷依頼を受け付けたのは27万3630トンで92%に達しており、来月には卸売業者への引き渡しを完了する見通しだ。
JA全農が落札した備蓄米は2024年産と23年産で、多くがブレンド米としてスーパーなどで販売されている。
地域別の出荷数量は関東甲信が最も多い約8万6千トン、次いで関西が約4万1千トン。九州の約2万6千トン、東北の約2万4千トン、東海の約2万3千トンと続いた。中四国は約1万6300トンだった。