世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の解散命令を巡る東京高裁での非公開審理について、20〜30代の現役2世信者8人が11日までに、利害関係人として参加を求める申し出書を高裁に提出した。2世信者で教団職員の小嶌希晶さん(29)は11日、東京都内で開いた記者会見で「公正に審理が行われているかを知りたい」と話した。
東京地裁が3月に出した解散命令を高裁が支持すれば、教団財産の清算手続きが始まる。申し出書は、これにより信者の信教活動が著しく制限されると主張。清算手続きに必要な最低限の職員以外は解雇されるとして職業選択の自由の観点から問題があると訴え、審理が公開されるべきだとした。