文部科学省は8日、教員採用時に児童生徒へのわいせつ行為に関する処分歴を国のデータベース(DB)で確認しているかどうかについて、全国の国公私立学校に対する調査を始めたと明らかにした。年末までに結果を取りまとめて公表する。
「教員による児童生徒性暴力防止法」は、国公私立を問わず採用時のDB確認を義務付けている。DBは2023年4月に運用が始まり、利用には登録が必要。調査では、ユーザー登録や活用の有無、活用していない場合はその理由などを確認する。
文科省が全国の私立校を運営する学校法人などに23年度の活用状況を尋ねた調査では、回答した法人の75%がDBを活用していなかった。