【ワシントン共同】米国と中国が互いに課す関税の一部停止措置が12日未明(日本時間12日午後)、期限を迎える。スウェーデン・ストックホルムでの7月の閣僚級協議では、90日延長する方向で一致したが、トランプ大統領と習近平国家主席は最終判断をしていない。延長されなければ24%分の関税が復活する。

 米中を巡っては、トランプ政権の4月の「相互関税」発表を機に報復の応酬が加速。第2次トランプ政権の対中関税は一時、計145%に達し、中国も対米関税を125%に引き上げた。

 だが5月には、激化した貿易摩擦を緩和するため両国とも関税を115%引き下げることで合意した。